委員長挨拶
原子力に関するトラブルや不祥事の報道に接することがしばしばである。技術的な理由によるトラブルに関しては、地道に改善を重ねることで対処するのが当然の道である。しかし情報隠蔽やデータ改ざんに類する事例に関しては、技術と社会の関わり方に関する根源的な見直しを通じて対処しない限り根絶が困難である。規制やメディアとの関係、対社会コミュニケーションなどいくつかの取り組みが必要な中で、技術倫理、企業倫理に関わる諸問題は、もっとも本質的な課題であり、この観点からの徹底した自省と規範の再構築が必要であろう。
原子力学会の倫理規程は抽象的なお題目ではなく、このような活動を展開する際に常に参照されるべき指針となるように作られた。倫理委員会では、社会との関係を念頭に置きつつ、規程のさらなる見直しを含めた倫理の普及・定着活動を進めている。そうした中、会員の皆様とのコミュニケーション強化は極めて重要な方策である。
本ホームページがそのような観点から参照されることを心から期待する。
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委員長 北村 正晴 |








